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長期金利1%上がると、企業の経常利益3.5%減少

−第一生命経済研試算−

 第一生命経済研究所は、長期金利が1%上昇すると企業の経常利益が3.5%減少するとの試算をまとめました。大企業だけでみると2.4%減にとどまりますが、借入金への依存度が高い中小企業では6.5%落ち込みます。現在、長期金利は1.9%台で、昨年8月以来の高水準です。同研究所では「金利上昇が続けば、企業規模間の収益格差が広がる」とみています。

 同研究所は、金利以外の条件が不変だった場合、長期金利の上昇によって2007年度の企業の経常利益が2006年度からどのように変動するのかを、財務省の法人企業統計季報をもとに試算しました。

 金利が上昇すると借入金の支払利息が増えるため、大半の企業には減益要因となります。資本金10億円以上の大企業は自己資本比率が高く、余裕資金も総じて多いことから、経常利益の目減り幅はそれほど大きくありません。

 資本金1億円未満の中小企業は事業資金の大半を借り入れに頼っており、金利上昇による影響は大きい。特に建設や不動産、サービスなどの非製造業は製造業に比べて財務体質が弱く、減益幅は7.2%まで広がります。一方、製造業は4.5%にとどまります。

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